クラウドによる生産管理システム

先週、ITC広島のセミナーで日立が進める中小企業向けのクラウドの紹介を聞きました。

日立は中小企業向けクラウドとして、リモートデスクトップを提供しています(いわゆるDaaS)。デスクトップで提供することで、インターネットに接続されていればサーバーの管理者が不要になると共にあらゆる環境で最新のWindowsサーバーが利用できます。価格は、1IDあたり月額4500円となっており、オフィスを追加すると1500円のアップとなります。

このデスクトップに、アプリケーションを提供する形態になります。
アプリケーションとして、ケンユウテクノ様の生産管理システム「777」の紹介がありました。
生産管理といっても、販売から購買、ファイル管理まで行えるオールラウンド型のパッケージです。(生産管理としては十分な機能を有してると思います)
こちらの利用料が、1ユーザー当たり4500円程度なので月額1万円強で生産管理のパッケージが利用できる計算になります。
http://minonaruki.jp/service/hj_08_42_dougubako_seisankanri777/index.html

月額1万円/ユーザーが高いか安いかという議論になると思いますが、私の知っている限りこの程度のパッケージでクラサバであればソフトだけで最低300万円、ちゃんとしたサーバーを使えばハード込みで600万円はするでしょう。
しかも、パッケージをそのまま使うにしても、調達から利用開始まで最低でも半月、へてしたら2ヶ月はかかります。
さらに、使えないと思っても返せません^^;;;

クラウドのメリットはまさにここにあります。
月額1万ならば、5年利用で60万で最低限のシステムの利用が開始できます。
仮に、事務所に3ユーザー、工場に2ユーザーでも5年で300万円。もちろん管理者は不要です。
しかも、翌日から利用できます。
さらに、気に入らなければ解約も可能です。