エクセルで在庫表

エクセルに関するページを作成したところ、在庫表に関する問合せが多かったのでエクセルでの在庫表について記述します。

結論から言いますと、エクセルは在庫管理に不向きです。しかし、エクセルを購入したとき、まず思いつくのが在庫管理です。
すぐ思いつく理由として、以下の項目が考えられます。

  1. 社内で作成している在庫表がエクセルの表と類似している。
  2. 在庫表は、入出庫の集計と期首残があれば計算可能なため分かりやすい。
  3. 在庫表自体が社内管理資料で社外に公開されないもののため、とっつきやすい。

パソコン導入前状態での在庫表は、必要なときに期首在庫と入庫・出庫の計算結果から作成しています。その際、計算が非常に面倒なのと作成結果がエクセルのセルに似ているため「エクセルで簡単にならないか」と考えるようです。

ところが、在庫表というのは日々の仕入・販売活動の結果として得られるものなので、仕入・販売のデータを管理する前に在庫の管理を行うことは困難かつ不合理です。また、商品点数や管理方法、月間の取引回数などの条件が企業ごとに異なるため、使える在庫表を作るにはしっかりした打合せを行い各企業の目的に合わせた物を作成する必要があります。

在庫(商品)のようなデータを、マスターと言います(得意先、商品などのデータ量の変化が少ない情報)。ところが、その中の在庫数などは日々の活動にあわせて変化する項目なので管理するのが困難なのです。

簡単な在庫表のサンプルを掲載します。しかし、これはごく簡単な物なので実用には耐えられないと思います。(自己の責任においてご活用ください。このプログラムの使用等による損害には一切責任を負いかねます。)

アクセスやWebDBを併用した本格的な在庫表をご検討の場合は、改めてご相談いただきますようお願いします。